建築CGにおける動画とは
先日、豊田市美術館の建築CGパースを作成しましたが、
今回は動画の作成も行いました。
まずは、ご覧ください。
これは、実はmax(Vray)でレンダリングしただけなんです。
効果は一切加えていません。
個人的には気になるところは100箇所以上あるのですが、
まずはテストアニメーション程度に仕上げました。
しっかりとしたレンダリングができるようになれば、
それがそのままアニメーションになります。
ただ、ここまでできるのにかなりの時間がかかります。
建築CGにおけるアニメーションは、静止画を連続されたものと
認識してもらえれば良いと思います。
そのため、アニメーションをしたいと思う方は、
まずレンダリング技術をしっかり身に着ける必要があります。
静止画と動画の難しさの違い
先ほど説明しましたが、動画は静止画が連続するイメージです。
レンダリング結果が最終のクオリティに直結しています。
マテリアルの設定、ライトの設定、太陽の設定、レンダリングの設定等
すべてが大事なポイントになります。
静止画は、フォトショップを使えばかなりごまかせますが、
動画はごまかす方が難しいので、レンダリングで解決できることはレンダリングで解決することが重要です。
動画は静止画30枚で1秒です。
レンダリングするスピードも非常に重要で、クオリティが高くても、レンダリング時間がかかれば
それだけ時間もかかりますし、修正があった場合も非常に時間がかかります。
ハイクオリティで早くレンダリングできる技術が必要です。
動画をみて修正しなければならないこと
みなさんは動画をみてどう思いましたでしょうか。
すごい!やぜんぜん!!や、普通!など様々でしょうか。
筆者自身の評価としては、レンダリングは75点です。ただ、動画としては15点ぐらいです。
まず筆者が意識を向けたいのは、水の表現です。
ご覧になった方はわかると思いますが、水は動いていません。
これをどうやったら動かせるのか、今後検証が必要なのです。
アイデアはありますが、時間を作ってそれを検証しようと思います。
あとは、添景です。周りの背景があまりよくありません。
もっと周辺環境を作りこむ必要があります。
静止画の時もあるのですが、メインの建物よりも、周辺の環境を作りこんだほうが
建物がより際立つことがかなり多いです。
建物じゃないからといって、周辺環境の作りこみに手を抜くと、全体的なCGのクオリティが下がります。
今回も同じ現象です。周りを作りこむことにもっと注力すべきだと感じました。
まとめ
自己満足 自己完結の記事となってしまいました。
ただ、この動画をみて、少しでも面白いと思った方や、このクオリティまでやってみたい
と思った方は、定期的にこのサイトをみてもらえると嬉しいです。