3dsmxのレンダリング出力サイズ(vrayでも同じ)

3dsmxのレンダリング出力サイズ(vrayでも同じ)

2021-01-20

レンダリング出力サイズ

レンダリングをする時、皆さんは出力サイズをどのように決めていますか?
筆者が最初に3dsmaxでレンダリングをしたとき、
実は出力サイズについては全く無知で、
適当にやっていたことを覚えています。

出力サイズは目的に応じて決めます。
基本的にはA版サイズです。
他に、ダイアグラムや画角が決まっているものに関しては
その画角や大きさに合わせて出力サイズを決めます。
また、出力サイズはアスペクト比も関係してきますので、
建築CGパースを作る上で最初に決める重要なポイントでもあります。

ピクセルとdpi

dpi

dpiとは1インチにどれだけドットが含まれているかを示す数値です。
dpiの数値は決まった数値があるわけではありませんが、
筆者が建築CGパースで使用するのは72dpiです。
dpiは72、144、300等ある程度数値が決まっているのですが、
筆者が検討した結果、72がベストです。
72dpiはデータ容量も重くなく、仕上がりも問題ありません。
何度か144dpiで作業していましたが、画像1枚のデータ容量が1GBを超えるので、経済的ではありません。
72dpiで十分綺麗な画質になります。

ピクセル(pixel)

ピクセルは、画素数のことです。
後程提示する数値があります。
これはdpi事に比較した表です。
筆者がこの数値を当たり前のように覚えています。
A5~A1サイズは覚えるとよいでしょう。
CGパースを作っていると自然を覚えていきます。

A4の画像を作りたいときの出力サイズは?

3dsmaxで出力サイズを設定したい場合は、
「レンダリング」→「レンダリング設定」→「出力サイズ」から変更します。
これが、レンダリング出力サイズになります。
vrayを使用する場合も、ここで設定します。(図-1)

図-1

出力サイズを変更する場合は、「幅」と「高さ」を変更すればいいだけです。
「イメージ」の横にロックマークがあります。これは、アスペクト比を固定するかどうかのマークです。
基本的には固定しません。固定すると、比率が微妙に変わってしまいます。(図-2)

これで、レンダリングボタンを押すと、そのサイズで画像がレンダリングされます。

書き出しする拡張子の種類

レンダリングが完了すれば、画像を保存するのですが、
保存方法には注意が必要です。
初心者はよく「jpeg」を選びますが、これは個人的にはお勧めしません。
jpegは汎用性は非常の良いのですが、圧縮された画像になるので、
保存する度に画質が低下してきます。
(最近はあまり低下しないそうですが。)

レンダリング画像を書き出すときは「tiff」データで書き出しします。
tiffは非圧縮データなので、画質が低下しません。
どんな画像をレンダリングしても、ピクセルとdpiが一緒であれば、
すべて同じデータ量になります。(図-3)

図-3

レンダリング画像の拡張子はすべてtiffがお勧めです!

出力サイズ一覧

出力サイズは、下記の表を参考にしてください。
赤色の文字の部分が筆者が勧める設定です。(図-4)

図-4

まとめ

キーワードとしては、「レンダリング出力サイズ」、「ピクセル」「画素数」です。
決まりはありませんので、実際にレンダリングしてみて、自分で違いを感じてください。