AutoCADの作図スピードを速くする裏技/小ネタ ②再選択

AutoCADの作図スピードを速くする裏技/小ネタ ②再選択

2022-04-16

前回選択したものを再選択する機能 P+Enter

AutoCADの再選択機能は”前回の選択したものをもう一度選択できる”機能です。
使うことは少ないですが、知っていれば助かることは間違いないです。
1か月に数回しか使いませんが、その数回で非常に助かっています。

使いどころ

使いどころとしては、
例えば、レイヤーの異なる線をたくさん選択した後、
コピーをしたかったのに、間違って移動コマンドを押してしまった場合、
ESPキーで一度キャンセルして、もう一度線を選択しなければなりません。
その場合、同じ線を選択するのに時間がかかるので、かなり手間のかかる作業になります。
こういった場合に”再選択”の機能が非常に重宝されます。
ここで再選択機能を使えば、線をもう一度選択することができ、
続けてコピーをすることができます。
選択した後のコマンドでミスをした場合にとても有効な機能です。

使い方

使い方は非常に簡単です。
まずは、線をいくつか選択します。
間違ってコピーしたいのに、移動コマンドを押してしまった場合
一度ESPキーを押して選択を解除し、
「P+Enter」を押すだけで、再選択することができます。(図-1動画)

図-1

「いっぱい線を選択したのに、コマンドを間違えてしまった!!」や
「もう一度線を選択するの面倒だな!」と思った場合に
この機能を思い出してください。
きっと役に立ちます。
(モデリングの場合でも同じです)

まとめ

今回はAutoCADの作業効率を早くする方法第二弾で
「P+Enter」の再選択について解説しました。
本当にいざとなったら必要な機能なので、
頭の片隅には絶対に入れておきましょう。